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夜の湖を泳ぐような音楽を奏でる、ビョークやケイト・ブッシュを彷彿とさせる超新星。ジェスカ・フープ(Jesca Hoop) 「Kismet」

H200421kismet 高橋健太郎氏がミュージック・マガジンの2007年の年間ベスト・アルバムに挙げていたので、遅まきながら手に入れてみた2007年9月発売のジェスカ・フープ(Jesca Hoop)のデビュー盤 「Kismet」。

 「彼女の音楽は夜の湖を泳ぐようだ(Her Music is like swimming in a lake at night)」というトム・ウェイツのイカしたコメントのシールが貼られたジェスカ・フープ(Jesca Hoop) 「Kismet」ですが、キュートな歌声に、ゴシック、ホラー、ファンタジー、エキゾティシズムがめくるめく、子供の頃に見た夢のような音楽。

 

 これは、私が大好きなティム・バートンの映画を見るのと同じ感覚。ビョークやケイト・ブッシュを彷彿とさせる超新星が出現したようです。

 ジェスカ・フープは、オフィシャル・サイトバイオによると(ちょうど数日前に中川五郎氏が自身のweb上の日記で詳しい日本語訳をしてくれています)、カリフォルニア出身のシンガー・ソング・ライターで、やはり、ビョークやケイト・ブッシュも好きで、トム・ウェイツの子守をしていたところ、トム・ウェイツが才能に気が付き一役買ってデビューとなったとのこと。

 ライナー・ノーツを見ると、ポリスのスチュワート・コープランドがドラムを叩き、ルパート・ハイン(!)やトーキング・ヘッズのデビッド・バーンへの謝辞があったり、超新星ぶりがうかがえます。

 そうそう、マイスペースで流れる特にキュートな「Intelligentactile 101」のバックで、ベンベン鳴ってる三味線は津軽三味線の吉田兄弟(Yoshida Brothers)。なんでかと思うと、プロデューサーに名を連ねるトニー・バーグ(Tony Berg)は、吉田兄弟のアメリカ・デビュー盤「YOSHIDA BROTHERS」(2005年)のプロデューサーでありそのつながりのようです。

 ちなみに、トニー・バーグ(Tony Berg)は、スクイーズ「プレイ」(1999年)やマイケル・ペン、エイミー・マンのアルバムのプロデューサーでもあるギタリストで、ウィキペディアによるとベック(BECK)を見出した人でもあるそうです。

 ところで、高橋健太郎氏の2005年当時のブログによると、2005年のSXSW(South By South West)のサイトから、750曲をダウンロードし、1週間ほどかけて聞いて、その中からルーク・テンプル(Luke Temple)とジェスカ・フープを発見していたらしく、その新しい音楽に対する感度の鋭さは感服いたします。

 マイ・スペースの「Intelligentactile 101」を流しながらブログ書いていますが、う~ん、本当にいい曲ですね。特に間奏の三味線が最高です。この曲を聞いたらこのアルバムを絶対買いたくなると思いますが、日本盤が出ないのはなぜでしょうか?

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