ジャズ・ミュージシャンのようなこの男は?リズ・カーン著「アラビアのバフェット"世界第5位の富豪" アルワリード王子の投資手法」
昨年、八重洲ブックセンターの一角から鋭い眼光を放つ、ジャズ・ミュージシャンのようなこの男は誰だ?、と思わず手に取ってみると、これがシティ・バンクの大株主で有名なアルワリード王子。恰幅のいいお金持ちをイメージしていたら、やけにオシャレでカッコよすぎるぞとびっくり。
「アラビアのバフェット」と呼ばれるらしい、ウォーレン・バフェットと相通ずるバイ・アンド・ホールドのバリュー投資法は何だかよくわからないけれども、とにかく面白いのが付属のDVD。
出版元のパンローリング社のサイトでもサンプル動画が見れますが、DVDを見るためだけでも買う価値があるのが、リズ・カーン著・塩野未佳「アラビアのバフェット"世界第5位の富豪" アルワリード王子の投資手法」です。
アルワリード王子は、9.11同時テロの際に、1000万ドルを寄付したいと、当時のジュリアーニ、ニューヨーク市長に申し入れたものの、アメリカは中東政策を見直しもっとバランスのとれたスタンスを取るべきだとのコメントが報じられたため、寄付が拒否されるという事件が起きました。
DVDでも冒頭で紹介されているこの事件がショックだったようで、この本及び附属のDVDが作成された背景には、アルワリード王子のイメージ・アップ戦略があるようです。
まず思うのは、アルワリード王子がカッコいい。50歳を過ぎているのに、日野皓正みたいにスリムで、黒や白のモノ・トーン中心の服装もおしゃれ。お母さんも、パリのモード系バリバリでおしゃれ。子供たちも俳優みたいおしゃれでカッコいい。
次に、わずかな睡眠時間で猛烈に仕事をしまくる「24時間仕事バカ」っぷりが凄い。勝間和代公認会計士もビックリのハイパーな仕事っぷりです。
さらに、自分のルーツを大切にするところがいい。砂漠の文化と遺産に強い親近感を持ち、週末はいつもリヤド近郊にある砂漠のキャンプでらくだやタカと過ごすらしい。
私が、一番びっくりしたのが、アルワリード王子率いるキングダム・グループの本拠地、サウジアラビアの首都リヤドで最も高い302メートルの超高層ビルであるキングダム・センター。このデザインはもうSFの世界です。
こんなに、自分の生活をオープンにして大丈夫かと心配になるアルワリード王子、凄すぎます。
ただし、お付きの一人が持っている携帯電話大きすぎます。ドバイなど中東の発展ぶりには目をみはるものがありますが、携帯電話の性能はまだまだ日本が上のようです。
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