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成人向バブルガム(哀愁味)。ニュー・ミュージック「フロム・A・トゥー・B」

20080207  「成人向バブルガム(哀愁味)新発売。少々徒労感のある成人男性には是非ともおすすめしたい」。1980年、糸井重里のコピー付きの鳴り物入り(?)で、発売されたトニー・マンスフィールド率いるニュー・ミュージック「フロム・A・トゥー・B」。

 Perfume(パフューム)を聴いていたら無性に聴きたくなったニュー・ミュージック「フロム・A・トゥー・B」ですが、今でも全く色褪せない不朽の名作です。

 ちなみに、今で言うとさしづめ佐藤可士和かというぐらい、当時売れっ子だった糸井重里がコピーを書いた経緯については、株式会社ソニーミュージックダイレクト社長の野中規雄氏のブログ「社長の履Rec書」に詳しく書かれています。どうも、当時のディレクターだった野中規雄氏が同級生のよしみで、コピー1行うん百万って言われてた糸井重里に内規に従い2万円くらいで書いてもらったようです。

 ニュー・ミュージックは、80年代に、a-ha(アーハ)、ネイキッド・アイズ、マリ・ウィルソン、 キャプテン・センシブル、B-52's などのプロデュースで一世を風靡したプロデューサー、トニー・マンスフィールドが率いるバンドで、デビューアルバム「フロム・A・トゥー・B」は、当時、高橋幸宏、鈴木慶一、大村憲司等のミュージシャンや、糸井重里等のクリエイターから大絶賛されました。

 「成人向バブルガム(哀愁味)」という糸井重里のコピーは、正に言い得て妙であり、大人の心にも染み入る哀愁を帯びていながら、風船ガムのように子どもでも口づさめるバブルガム・ポップの親しみやすさを併せ持つ、類いまれなサウンドは今聞いても全く色褪せません。

 そして、「成人向バブルガム(哀愁味)」という味わいは、成人向という部分がやや薄まるものの、中田ヤスタカがプロデュースするPerfume(パフューム)と通ずるものを感じます。特に、Perfume(パフューム)の「コンピューター・シティ」や「エレクトリック・ワールド」などの哀愁SF風味の曲を聴いていると、ニュー・ミュージックの「リビング・バイ・ナンバーズ」や「サイエンス」が思い浮かんできます。

 ただし、Perfume(パフューム)とニュー・ミュージックには、1980年代後半以降のテクノを通過しているかどうかという大きな相違もあります。以前に、電気グルーヴの石野卓球がイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)はテクノというよりシンセサイザー・バンドだというようなことを言っていたと思いますが、同様な対比をするとPerfume(パフューム)がテクノだとするとニュー・ミュージックはやはりシンセザイザー・バンドということになるかと思います。要するにコンピューター・プログラミングや音色等の技術に大きな差異があるのです。

 なにしろ、田中雄二氏の2001年再発CDの解説によると、トニー・マンスフィールドは、1981年の高橋幸宏のソロ・アルバムに参加して影響を受けるまでシーケンサーも使っておらず、「フロム・A・トゥー・B」ではまさにテクノな感じがする人力シンセサイザー・バンドだったようです。ちなみに、ドラムのフィル・タウナーは、バグルズ「ラジオスターの悲劇」でもドラムを叩いているセッション・ミューシャンで、その「テクノ感」は彼のリズムによるところも大きい気がいいたしますが、その人力テクノ感がまたよい「哀愁味」を醸し出していると思います。

 Perfume(パフューム)の「哀愁味」がお好きな方は、ぜひ聞いていただきたいアルバムです。

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