スターバックスからの極上の一杯。ジョニ・ミッチェル「シャイン」
引退宣言後の5年振りの新作、1943年生で満64歳という年齢、ほとんどの楽器を自身で担当した自宅録音に近い作成方法という事前情報等から、ジャケットの美しさに魅かれながらも買おうか迷っていたジョニ・ミッチェルの新作ですが、昨年のベスト・アルバムのひとつに挙げる方が多いこともあり遅まきながら買いました。
聞いてびっくりするのが、音の良さと完成度です。本作の日本版解説によると、ジョニ・ミッチェルいわく「自分の作品の中で一番真剣になって作ったもの」とのことですが、丁寧に音が積み重ねられた本作に彼女の強いプロフェッショナリズムを感じました。
私は、ジョニ・ミッチェルと言えば、ジャコ・パストリアスとパット・メセニーの絶妙な取り合わせが実に気持ちいいライヴ「シャドウズ・アンド・ライト」(CDではなぜかカットされているジャコのソロが入ったDVDで聴きたい)が大好きでいまだによく聴きます。その他の作品はわかりにくく感じることも多くちょっと腰の引けたジョニ・ミッチェル・ファンの私ですが、本作は意外にわかりやすく繰り返し聴く作品になりそうです。
話題のヒア・ミュージックですが、ポール・マッカートニー、ジョニ・ミッチェル、ジェイムス・テイラーというライン・アップを見ると、どうも上質な大人のロック・ミュージックを追及するレーベルになりそうです。私にとって、坂本龍一とエイベックスのジョイントによるcommmons(コモンズ)と並んで目の離せないレーベルになりそうです。
ちなみに、印象的なジャケット・デザインは、ジョニ・ミッチェルが芸術監督を務めたバレエ「ザ・フィドル・
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