赤盤、青盤、そして白盤。鈴木惣一朗プロデュース「りんごの子守唄」シリーズ。
ララバイ(子守唄)アレンジによるビートルズ・カバー集ですが、2005年の女性ボーカリストによる「Apple of her eye」(赤盤)、2006年の男性ボーカリストによる「Apple of his eye」(青盤)を受けて、2007年はビートルズ・メンバーのソロ活動後のカバー集で男女混声デュエットによる「Apple of Our eye」(白盤)と来ました。
この心憎いばかりの洒落っ気あふれる企画は、このインタビューを読む限りどうやらプロデューサーのワールド・スタンダードの鈴木惣一朗によるもののようです。
もともとのアイディア自体は、「元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナーが出した『BEDTIMES WITH THE BEATLES』というビートルズ・カヴァー集」に影響を受けたようです。しかし、「楚々として中身が濃い人っていう、ひとつのトーンというか響きがある人達」として彼が選んだ、アン・サリー 、イノトモ 、中納良恵(エゴ・ラッピン) 、畠山美由紀、原田郁子(クラムボン) 、湯川潮音、青柳拓次、キセル、サイゲンジ、曽我部恵一、ハナレグミ、細野晴臣他の人選、癒し感あふれる音像のミキシング、100%ORANGEの素晴らしいジャケットなど、彼の味わい深いプロデュース・センスが光っています。
ところで、私の好みを言わせてもらうと、アルバム全体では赤盤>青盤>白盤で、特に好きな曲は、「Goodnight」「Yesterday」アン・サリー、「Love」アン・サリー+細野晴臣、「Julia」イノトモ、「Here Comes The Sun」畠山美由紀といったところです。
| 固定リンク
« 疑似DESと債務消滅益課税。税務QA2007年12月号「デット・エクイティ・スワップ(DES)の実務」 | トップページ | 中小企業の借入限度額の目安について考える。大久保直之「銀行取引と借入戦略CD」。 »
「音楽等(やや通向)」カテゴリの記事
- アカウンティング&ミュージック 2023年邦楽ベスト3。第3位:大貫妙子(Taeko Onuki)「Taeko Onuki Concert 2022(タエコ・オオヌキ・コンサート 2022)」(2024.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2023年邦楽ベスト3。第2位:くるり(Quruli)「感覚は道標(Driven By Impulse)」(2024.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2023年邦楽ベスト3。第1位:椎名林檎(Ringo Sheena)「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常(Sheena Ringo & The Others Know:Impermanence)」(2024.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2023年洋楽ベスト3。第3位:ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)「i/o (アイ/オー)」(2024.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2023年洋楽ベスト3。第2位:スフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)「Javelin (ジャヴェリン)」(2024.01.03)
コメント