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すっきりらくらく安心な資産運用について考えるNo.4。2冠達成「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」で作るお手軽「世界市場ポートフォリオ」。

H200125  去年の年賀状に、「『シンプル・ライフ』と『個人の資産形成』の融合が課題です」と力強くしたためたサークル後輩H氏が企画に携わる「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」。    

 「2007年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」と個人投資家としてブログで活発に情報発信されているrenny氏主宰の「投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2007」の2冠を達成しました。

 2007年の「バロンドール」(フランス・フットボール誌選出)と「FIFA年間最優秀選手」(世界各国・地域の代表監督と代表主将による投票)を同時受賞したACミランのカカーのような「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」で作るお手軽「世界市場ポートフォリオ」について考えます。

 橘玲氏の提唱した「世界市場ポートフォリオ」を、「サンダルをつっかけて近所の証券会社に出かけ、『すみません。インデックスファンド10万円分ください』と注文する」ように最も手軽に実現できるのは、インターネットでしか注文できませんが「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」だと思います。

 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とは、セゾン投信株式会社がアメリカ最大のインデックスファンド会社であるバンガード社と提携し2007年3月に販売を開始した投資信託で、株式と債券の比率を50:50に維持しながら、投資エリアへの配分比率を各地域の時価総額に合わせて見直しを行うため「世界市場ポートフォリオ」への投資が、日本では画期的水準である信託報酬年0.77%程度で、原則1万円以上から可能です。

 「2007年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」の授賞理由も、「年間の管理手数料に当たる信託報酬を契約資産の年0.77%程度と通常の半分に抑えた。現役世代が老後に備えるような長期の資産形成を狙いとする。長期投資の際に運用成績を左右するのは手数料との考えに立ち、コストを徹底的に抑えた。」と記載されているとおり、従来の日本の国際バランス型の投資信託では年間1%~2%程度の信託報酬がかかっていたのに対し、おそらく初めて1%を切った点が特に話題を呼びました。

 私が、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が素晴らしいと思う点は、とにかくシンプルな点です。セゾン投信自体に商品が、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」の2つしかありませんし、画面もまるでグーグルの検索画面のようにシンプルで当日の基準価額、前日比、純資産総額しか表示されておらず、基準価額の推移もCSVファイルのダウンロードでないと見れません。

 信託報酬の軽減のためにそうしたのかと思われますが、副次的効果として、ついつい欲に目がくらんでしまうわれわれ投資家が目移りする情報が全然なく長期投資にストイックに専念できるという効果があると思います。

 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」については、何人かの個人投資家のブロガーの方などが指摘しているようないくつかの欠点が確かにあります。ファンズ・オン・ファンズのため信託報酬が自分で信託報酬がミニマムとなるように投資信託を組み合わせた場合より高くなる、株式と債券の比率が選べない、信託報酬がアメリカのバンガード社の0.2%や海外ETF(上場投資信託)と比べると高いといった指摘です。

 しかし、そういった欠点を補うにあまりある、「いろいろ考えないで良いシンプルさ」という大きな魅力が、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」には有ると思います。

 多少労力がかかっても運用効率を追求したい方は、自分で信託報酬がミニマムとなるように投資信託を組み合わせたオレ流バランスファンドを作ったり、海外ETFで運用すればよいと思います(面倒ではありますがその方が投資の楽しみはあるかもしれません)。

 ただし、株式と債券の比率が選べるようにすること、信託報酬もアメリカ並にこれからさらに引き下げていってほしいことは、ぜひH氏にお願いしたいところです。少々手厳しい指摘とは思うのですが、バンガードグループの創始者ジョン・C・ボーグルの「マネーと常識」日経BP社の訳者林康史氏と石川由美子氏による訳者あとがきで、「アクティヴ運用ファンドよりは低いものの、バンガードの誇る0.2パーセントという経費率と比べてかなり高いものとなってしまっている」とまで書かれてしまっているのですから。

 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」のさらなる健闘に期待します。

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